砺波地方を中心に聖徳太子二歳像(南無仏)は、約 300 体弱ある。その内小矢部市
には 21 体を確認しています。それはほとんど石造であり、若干の木像も確認している。また多くは砺波市庄川町金屋から採掘されるグリーンタフ(緑色凝灰岩)で、金屋石工の製作がほとんどである。金屋本江の聖徳太子二歳像(南無仏)は金屋石ではなく、微粒な砂岩質と思われる。約六頭身の高さ 51,5 ㎝のすらりとしたお姿である。このような緋の袴が長く、肩幅が狭い。目は細くいかにも二歳像(数え年で言いますので、満一歳)の幼児らしく、このようなお像は、この周辺小矢部市下後亟、下中、小森谷、砺波市若林に 2 体を確認しているお姿であり、小矢部市の石工の可能性が強い。それにしても上半身は雪のような白い肌、緋の袴の彩色がきれい残っていることが貴重であり、現在令和 6 年(2024)で、制作年が明治 41 年(1908)なので、約116年間、この地域を守ってこられたことに、感謝し申し上げたい